PPとは?
PPことポリプロピレン(Polypropylene)はプラスチックの素材の1つで、多くの日用品の素材として使用されております。
いかに、PP素材の長所と短所をまとめました。
・耐熱温度が高い(熱可塑性樹脂の中で)
・比重が軽い(0.9)
・機械強度(引っ張り強度、圧縮強度、衝撃強度)が優れている
・表面は硬く、なめらかで傷がつきにくい
・耐薬品性(酸やアルカリなど)が優れている
・加工性が良く、射出成形や押出、ブロー成形など様々な成形法に対応できる
・安価に大量生産しやすい(成形法による製作)
・完全な光沢性の無色透明フィルムができる
・添加剤によって特性を向上することができる
・対候性が悪く、直射日光など紫外線による劣化が早い
・接着がしにくい
・印刷しにくい
またPP袋という製品は、PPフィルムと呼ばれるものを袋状にカットして加工した製品のことを言います。
OPPとは?
OPPとは、正式名称「オリエンテッドポリプロピレン Oriented Polypropylene(二軸延伸ポリプロピレン)」を略してOPPと呼ばれており、このOPPを材料(生地素材)にして作られた袋です。
OPPは透明性に優れ、光沢があり、パリパリとした質感でコシがあるのが特徴です。
またOPPは印刷適性にも優れているため美しく仕上りお菓子などの食品、日用雑貨、衣料品など様々な袋に利用されています。
逆に、引き裂きの力には弱いというのが挙げられます。
弱いといっても、レターセットや、アクセサリー、吊り下げ商品を入れる分には大丈夫ですが、重たいダイレクトメール (DM) や、 立体的な商品を入れていると、重みや、衝撃で、サイドの部分が裂けたりすることがあります。
Tシャツ、制服、作業服などアパレル製品
ハンカチ、タオル、ミニタオル、靴下、手ぬぐい、のれん、旗などの繊維製品
DMなどのフィルム封筒、チラシなどの印刷物や広告物の封入
CDやDVD,カードスリーブ、中古ゲーム、中古ソフトなどの包装
書店、本屋、ネットカフェ、マンガ喫茶等で使用するブックカバー
アクセサリー、小物やパーツなどの保存
文具や卓上カレンダーなどの包装
贈答品やお花お土産物等のラッピング
[化粧品や装粧品の包装
お菓子の詰め合わせや、セット販売用のまとめ袋として
ペットボトルなどの首かけ(ボトルネック袋)の景品用として
ドラッグストアやコンビニ、量販店や小売店などの陳列用吊り下げ袋(ヘッダー付き)
PP袋との違いとしては、製品の作り方にあります。
一般的にOPP袋は底が裂けて内容物が落ちないように底で折返して強度を作ります。
両サイドは切断し熱で閉じています。
PP袋はチューブ状になっており、野菜をカットするかのように次から次へと筒状の袋にカットを行い、底から5mm程度の厚さの分だけ熱で袋を密着させ強度を保ちます。
ハンドラベラーとは?
価格表示用ラベル、日付表示用ラベル、ロット番号表示用ラベルなどを手軽に印字作成し、対象物へ簡単に貼り付けが行える機械として、 商品の流通現場や小売で使われています。
値段はもちろんのこと、日付は期限表示、指定の文字をハンドラベラーを用いて製品に張り付けることもできるので、使用用途に応じたラベリングが可能となります。
Scotchの3Mテープとは?
米国の3M社が生産するScotchというブランドのテープです。
特徴は感圧接着テープとなります。
感圧接着テープとは、感圧接着剤をテープに塗布しているものを指します。
粘性(ベタベタ)で、弾性(ゴム)があるのが特徴です。
こうした特徴から、梱包材の封函などの用途に向いています。